【実体験】私立小学校は意味ない?私立小卒が敢えてデメリットを解説。
私はかれこれ20年以上前に、都内の某有名私立小学校を卒業しました。
都内でも一流と言われる小学校で、教育熱心だった母も手伝って、小学校から高校まで同じ系列の学校で過ごしました。
母となった今、自分の子供は「私立小に入れたいか?」ということに対して、よく自問自答していますが明確な答えは出せていません。
つまり即答で入れたい!とは思わないのが現実なのです。
もちろん卒業した学校に対して非常に良い学校だったなとは思っているので感謝の念は尽きないのですが、一般論として私立小でよかったのかと考えると、どこかひっかかかるものがあるのです。
そこで今回は実体験をもとに、私立小に通うことの意味について考えてみました。
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最終学歴が優先?
一つ言えることは有名私立小学校に通っていることは、ある意味ステータスのようなものなので、おそらく当時の母は誇りに思っていただろうと思いますし、私もそのステータスを持てた家庭で育ててもらったことにはとても感謝しています。
しかし大人になった今思うことは、周囲は私立小に通うことに興味がない人もたくさんいることに気づきました。
つまり私立小に通う期間は長い人生で見ればほんの一時のことであり、就職や結婚など人生のステップを歩みだす際に、私立小卒はさほど重要ではないと個人的には感じています。
就職をする際に履歴書に記入するのは最終学歴であり、いくら超名門と言われる小学校を卒業しても、やはりそれにふさわしいだけの最終学歴がないと、世間はなかなか評価されないのだなと感じています。
むしろ小学校から私立に通っているからこそ、最終学歴のプレッシャーもより高くなることも事実です。
もちろん世の中学歴がすべてではありませんが、プレッシャー負けしてしまいバランスを崩してしまった友人もいます。
「私立小卒なのに・・・」という周囲の言葉は、時に重くのしかかることがあることも事実なのです。
通学が大変
私が当日住んでいた家から小学校までは往復約1時間で、かつ使っていた沿線は私鉄ワースト混雑ランキングで上位を争う、非常に混雑している電車でした。
通学で使っていたのは20年以上前とはいえ、電車が止まって再開した後に、乗れないくらい混雑していた光景を鮮明に記憶しています。
妹も同じ小学校に通っていましたが、電車が遅延などであまりにも混雑していたときに、母に泣いて電車してきたこともあったようです。
これは私に限らず他の友人も通学が大変だったと、今でもよく口にしています。
つまり通いたい私立小があるのであれば、合格してから引っ越すくらいの覚悟も時には必要だと感じています。
ちなみに私の母は毎日最寄り駅まで車で送り、帰りも車で迎えに来てくれたので、母にとっても大きな負担だったに違いありません。
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大学進学率をチェック!
近年は少子化の一方で、私立小学校に入れたい人も増えていると聞きますが、せっかくお金と時間をかけて通うのであれば、中学、高校でもそれなりに偏差値の高い系列の小学校を選ぶべきと思います。
私立小学校の中には小学校はそこそこに難関なのに、中学、高校の偏差値が低い学校があることも事実です。
私立小学校に通わせる親御さんの大半が、いい大学への進学を望んでいることと思うので、とりあえず私立小なら・・・というステータス重視の考えではなく、将来的にも道が開かれる学校を選ぶことが大事だと思っています。
私立小学校でも、中学や高校になると別の私立に受験をして出ていく生徒の多い学校もあるので、内部の進学率などをよく調べて上で、学校選びをすることもポイントといえるでしょう。
まとめ
私立小は確かにそれなりの環境が整っており、社会人になり、母になっても当時の学友とは交流しており、何かあったときに一番に助けてくれる友人は一生の宝でもあります。
しかし私立小はお金がかかることも確かなので、ステータスや知名度で選ぶのではなく、やはり子供もあった学校、子どもが通いやすい学校を選ぶべきと、卒業した今でもしみじみと感じています。
※記事内容はあくまでも個人的な見解、体験になりますので、予めご了承ください。
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