医局秘書と教授秘書の仕事内容はどう違うの?実体験をもとに解説。

prof私は都内の有名病院に、医局秘書として約5年間勤務していました。

その時よく周囲から質問された、医局秘書と教授秘書に仕事内容の違いについてまとめてみました。

実際に働いていた経験をもとに、リアルなレポートで仕事内容をまとめてみました。

これから医局秘書や教授秘書になりたいと思っている方にも役立つ情報をまとめているので、ぜひ参考にしてみてください。

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担当する医師の数が異なる!

水沢観音医局秘書は、基本的にそこの医局に所属するすべての医師のサポートをする仕事です。

一方で教授秘書は、教授のみの仕事をサポートすることになります。

医局には所属する医師が多いところは30名以上いる場合もありますが、その場合は医局秘書の人数も多いので仕事を分担する仕組みができています。

つまり一概に医局秘書の方が教授秘書よりも仕事量が多いとはいえませんが、教授秘書は教授のみの仕事をサポートするので、そういう意味では医局秘書に比べると少し仕事は限定されているといえます。

部屋が別

一般的に医局とは別に教授室があり、教授秘書は教授室にいることが多いので、医局とは別の部屋で仕事をすることになります。

教授は非常に多忙なことが多く、外来や手術などの日常的な仕事に加えて、学会出張や来客対応などなど不在なことが多いです。

そのため教授秘書は教授が不在の時間でも、教授秘書は一人で教授室で仕事をこなすことになります。

他の仕事と比べると、一日上司なしで一人で仕事をこなすというちょっと特殊な環境も教授秘書ならではの環境といえます。

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仕事内容

prof教授秘書の仕事は、教授のスケジュール管理、教授宛ての電話応対や接客応対、出張の手配など多岐にわたります。

また仕事の大半を占めるのがちょっとした雑用で、教授の仕事に必要なパソコン関連用品や書籍を購入したり、学会発表の資料などの印刷やコピーをしたり、時には接待のレストランやゴルフを予約したり・・・ということもあります。

つまり教授の性格によっても仕事の量や質が異なるので、まさに教授との相性が何よりも大切になります。

教授のご機嫌や忙しさなどを随時判断して、今この話題を話すべきか、今は忙しそうだからこの相談事は後にしようなど・・・秘書にも柔軟性や臨機応変な対応が求められます。

ただし電話応対について一つ言えることは、教授に電話をかけてくる人は医師や業者、教授の知り合いなどが大半となります。

そういう意味では一般的なコールセンターなどとは異なり、知り合いや取引先が中心だからこそ横柄な人が少ないともいえます。

少し慣れてくると教授に直接言えないことを、教授秘書に伝えてくる業者や医師などもいるので、ちょっとしたクッション役になるのも教授秘書ならではといえます。

仕事は忙しいの?

あくまでも個人的な見解ですが、医局秘書に比べると教授秘書の仕事は少し限定されているので、そういう意味では仕事量はやや少なめです。

というのも医局秘書は数人で何十人もの医師のサポートをするのですが、教授秘書は原則教授のみの仕事をサポートすることになります。

教授が長期間、海外の学会出張で不在なんてこともあるので、そんなときは少しリラックスしながら仕事ができることも事実です。

ただ教授に急ぎで頼まれたことは立場上断れないことも多く、急な残業になってしまうことも多々あるので、今日は定時で帰ろう!と思っていても帰れないこともあるものです。

まとめ

医局秘書と教授秘書は近いようで、実は仕事内容は異なることが多いので、秘書同士でもお互いの仕事内容が分からないほどに別々の仕事をしているな、と実際に働いていて感じました。

ただ教授秘書は教授のサポートをするのが仕事なので、教授と相性が合わないと仕事上はやや辛い思いをすることも事実なので、性格的には素直で柔軟性のある人が秘書に向いているといえるでしょう。

※記事内容はあくまでも個人的な見解、体験になりますので、予めご了承ください。

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