医局秘書に英語は必要なの?実体験をもとに具体的な実例を交えて解説!

私は約5年間、都内の有名病院の医局秘書として働いていました。

今回テーマでご案内するのは、【医局秘書に語学力は必要か?】ということです。

結論から先に言うと、医局秘書に英語力は必要です。

というのも、大学病院に勤務している医師は英語が堪能な先生が多く、日常会話レベルの先生が大半です。

今回は秘書として勤務していた経験をもとに、英語が必要なシーンを実例をまじえてまとめてみました。

これから医局秘書になりたい方にも、役立つ情報をご案内していきます。

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留学生・研修生のサポート

医局には海外から研修や留学などを目的に短期間医局に滞在し、日本の医療を学びに来る外国からの医師や研修医を受け入れることもしばしばあります。

その際基本的に海外から来る医師とのやりとりは英語になります。

例えば宿泊の手配をしてあげたり、滞在中の必要な書類を用意したり、院内の案内をしたり、滞在中のサポートをするのも秘書の仕事の一つです。

時には週末京都観光に行きたいなど、プライベートな部分までもサポートをしてあげることもありました。

医局によって留学生を多く受け入れている科もあれば、そうでない科もありますが、留学生の滞在中のサポートには、語学力は必要不可欠といえるでしょう。

海外の学会の手配

gakkai海外の学会の手配や宿泊先の予約なども、秘書が代行して手配することもあります。

特に海外の学会は公式ホームページより、参加をエントリーできるケースが多いので、英語での理解力がもとめられます。

またミスをすれば学会に行けない最悪な事態もあるので、英語力がまさに必要不可欠といえます。

また学会から帰ってきた際に、精算業務を行うことも原則秘書の仕事です。

海外の学会はすべてプログラムから領収書まで、すべて英語なので、そこに記載されている内容を理解できることが前提で仕事をこなすことになります。

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論文

秘書の仕事をしていて、必ずといってよいほどに関わる仕事に「論文」があります。

大学病院に勤務している医師は論文を書いたり、学会で発表することも大きな仕事の一つで、そのサポートをするのも秘書の仕事の一つです。

ちなみに論文は、基本的に英語で書かれているものがほとんどです。

もちろん英語でかつ専門用語が並んでいる論文の内容まで理解するのはまず難しいですが、医師から「これに関連する論文を見つけて欲しい」などと言われることもしばしばあります。

またたとえ英語であっても、自分の所属する科に関連する論文か否かを見極めることもしばしばあり、ある程度の語学力がないと仕事が務まらないことも事実です。

その他の業務

秘書の仕事はその他にも、海外から英語で電話がかかってきたり、海外の医師にメールを送ったり、医師から英語の書類を渡されて、これに必要な資料を集めておいて・・・なんて言われることもありました。

基本的に大学病院の医師は、留学している先生も多く、英語が堪能な人が非常に多いので、そのレベルにある程度ついていかなければなりません。

秘書の仕事に必ずしも語学力がなければならないものではありませんが、語学力がないと結果的に自分自身が困ることが多いことも事実なので、英検で言えば2級以上、TOEICで言えばスコアが700以上あれば、比較的スムーズに仕事もこなせるでしょう。

まとめ

大学病院の医師は非常に英語が堪能な先生が多いので、やはり英語ができないと非常に自分自身が困るケースが多いので、英語ができない人は、秘書の仕事をしてからでもある程度勉強しておくのがおすすめです。

また電話応対や海外からの留学生など、英語での会話力を求められることもあるので、やはりある程度の語学力があると秘書の就職にも有利といえるでしょう。

※記事内容はあくまでも個人的な見解、体験になりますので、予めご了承ください。

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