【医局秘書に就職したい!】秘書を実際に面接した経験をもとにポイントを解説。

hisho私は5年間、都内の有名な大学病院で医局秘書として働いていました。

その際に秘書を採用する面接官として、何度か面接に立ち会ったことがありました。

大学病院の秘書は採用の募集をすると、わずか1名の枠に100名以上の応募が来たこともあり、まさに人気の職種でもあり狭き門ともいえます。

その分選考も大変で、100名の中から一番いい人材を見つけたいと思うことも事実なのです。

今回は実際に秘書の選考に携わった経験をもとに、面接に臨む際に重要なポイントをまとめてみました。

学歴ももちろん重要ですが、それ以上に大切なポイントもピックアップしているので、ぜひこれから医局秘書とした働きたい方は、参考にしてみてください。

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ワンピよりもスーツで!

面接をしていて驚いたのが、3割近くの人がちょっとかわいい系のワンピースで面接に来ていたことです。

医局秘書の仕事をする上でスーツを着ることは非常に少ないとはいえ、あくまでも面接の段階なので、スーツを着ていくのが無難です。

会社員の面接ではないからかわいい系のワンピを着て行こう!というのは、面接の段階では、マイナスな印象を与えることにもなりかねないので、できれば無難なスーツがおすすめです。

細かい部分も見られている!?

100人近くを面接していた中で、サンダルを履いて来た人、素足で来た人、明らかな買い物帰りの人などはすべて落としました。

おそらく面接官が教授や医師のみであれば、さほど気付かない細かい点であるかもしれませんが、面接に立ち会った秘書3人はすべて見逃してはいませんでした。

まさに女性ならではの視点といえるかもしれません。

買い物帰りというのは、大きなギャルブランドの紙袋を持って面接に来た人で、面接の前後に買い物をする予定があっても、袋を入れ替えるなり、面接が終わってから買い物をするなり、駅ロッカーを利用するなり、それなりの工夫ができたと推測できます。

これらのことは秘書の面接にかぎらず、社会人としてのマナーでもあるので、面接の日はストッキング履いて、パンプスを履くなど、少しの努力でよい印象を与えることができるので、秘書の面接でも企業の面接と同様にフォーマルな格好で臨むのがおすすめです。

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医者の娘をアピール!?

医局秘書という職業柄、医者の娘をアピールしたいのか、住所の欄に実家の病院名などを記載している人もいました。

また父が医師で・・・と質問とは違う答えをしてさりげなく医者の家をアピールしてくる人もいました。

志望理由に家族に医療関係者がいて・・のレベルであればよいのですが、あからさまなアピールはかえってマイナスです。

ちなみに医者の家の子供だから、医師が兄弟にいるからという理由で秘書に優先的に就職できるということはないように思います。

医者の娘であることで優位に立とうとする性格そのものが、マイナスと判断されることにもなりかねないので、聞かれたら答えるレベルに留まるのが無難であり、過度なアピールはマイナスになるので注意が必要です。

ぶっちゃけ話

面接官をしていたときに重視していたのは、その人の人柄です。

正直、秘書になりたい理由について、よほど常識を逸脱するような答えでなければさほど重視していませんでした。

おそらく秘書になりたい理由に、医者と結婚したい!と思っている人もいるでしょうし、楽そうだからという理由で選んでいる人もいるでしょう。

しかしなりたい理由はどうであれ、愛想が良くて、育ちのよい人、和やかな雰囲気の人など、その人の人柄そのものを一番重視していました。

もちろん秘書には一定の学歴なども必要ですが、忙しい医師とやりとりをする非常に神経を使う仕事でもあるのです。

つまりいかに医師とスムーズにコミュニケーションを取れるのか、例え忙しい医師に多少の理不尽なことを言われても、素直に返事をして仕事ができそうか、そのような点を非常に重視していました。

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女の世界

women医局秘書はほとんどといってよいほど女性が中心の仕事です。

忙しい医師は日中医局にいないことがほとんどなので、必然的に秘書だけの時間帯があり、他の秘書と合わないと非常にやりにくい仕事でもあるのです。

そのため現在働いている秘書とうまくやっていけるか・・・これは実は非常に面接の際に重視している点でもあるのです。

実際にあった話として医師や教授が気に入った子がいて、ぜひこの子を秘書にさせたいと思ったのですが、他の秘書たちが私たちとは合わないといって、結果的に他の子を採用したこともありました。

つまり他の秘書とのバランスも非常に重要です。

例え面接時に秘書が同席していなくても、最終選考は、将来同僚になる秘書を、現在働いている秘書が医師と一緒に選考していることもあります。

 

まとめ

実際に秘書で面接官をしていた経験をもとに、ちょっとシビアな内容もご紹介しましたが秘書は他の医師や秘書とのコミュニケーションが非常に大事な仕事でもあるのです。

まさに相性が勝負ともいえる仕事でもあるので、ぜひとも柔らかい人柄が伝わるように面接で臨むことをおすすめします。

※記事内容はあくまでも個人的な見解、体験になりますので、予めご了承ください。

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